• UPDATE

厳選おすすめの海外ドラマあれこれ 【ベスト3】◆平成編◆

■ SMALLVILLE(邦題:ヤング・スーパーマン)

【父子の奇跡の絆】

スーパーマンを語る上で、重要な要素…それはケント夫妻とクラークの【親子の絆】でしょう。そしてこのこだわりこそが、このドラマの【最大の魅力】です。 事ある毎に親身に、自らを犠牲にして「息子」クラークを見守り続ける【底なしの愛情】物語。人間の根底に宿る壮大なパワーを思い知らされます。 特殊能力を活かした(SFXを駆使した)救出劇や、無敵の肉体を駆使した超人バトルも魅力ですが、それよりも重要なファクターだと私は思います。ここまで深く丁寧に掘り下げて【心理描写に徹した】ドラマは、古今東西探しても見つかりません。 特殊能力を有するがために苦悩する主人公の日常生活を丁寧に描写しながら、謎めいた出生の秘密、永遠のライバルとの友情等、贅沢に散りばめられた成長ストーリーが素晴らしい。まさに「今世紀の傑作ドラマ」です。以前、NHK教育で放送されていたので、記憶に残る方もいるのではないでしょうか? レックス・ルーサー=ジーン・ハックマンという、半ば自ら100%確立していたイメージ像を一新した、ローゼンバウム氏の熱演ぶりにも始終驚かされっぱなしです。あらためて【ルーサー一族の力】に圧倒された作品です。 Save Meという【一度聞くと脳裏から離れない主題歌】も、お薦めです。

【ジョナサンとマーサ】の愛情

クラークを育てた【影の立役者】
揺るぎなき信念、信頼、誠実さ…二人から学んだことは、その後のクラークの性格形成に大きく関与します。おそらくこの二人に拾われなければ【まったく別の人格】に育っていたことでしょう。画像は、マイコレクションの「オートグラフカード」から。

海外ドラマの中でも、特にこのドラマは全体的に耽美な色調で仕上げられてますが、その【色彩センス】一つ取ってみても細かくこだわりを持って作られている作品です。ラストまで見終わると、2度目は「スタッフの音声解説」を聞きながら楽しんでますが、思わず唸ることもあります。例えば主人公、クラークの【日常のファッション】の組み合わせは「黄色と赤と青がメインでしょう」と…確かに言われてみれば良く目にする色合いです。(勘がいい人は気付いたかもしれませんが)スーパーマンの【コスチュームの配色】です。人によってはどうでもいいことかもしれませんが、そんなところに敢えて「こだわる姿勢」にシビレますよ。

またシーンの替わり目には、必ず「ケント農場」や「デイリー・プラネット社の広告塔」等のイメージカットが「抜群のアングル」と「タイミング」で、挿入されます。小刻みに切り替わる【シーン毎のスピード感】を損なうことなく考えられた、心憎い演出です。 そして【カメラワークが絶妙】です。「意外な人物を登場させる」シーンは殊更見事です。例えば、通行人をカメラが追いかけて、その人物は通りで「Newspaper」を購入。(首から下を映したこの人物はまだ背中向きで)手にした新聞の記事にズームイン!(ここで巷で起きている事件の重大さが解ります) そしてその後、カメラが上にパンすると「あのキャラ」だったり。そんな、あっと言わせる仕掛けが、あちこち隠れている作品です。 丁寧に作る姿勢は見る者を引きつけて離しません。10年間、続編が作られ続けてきたドラマというのも頷けます。このドラマのキャストとスタッフで制作された「スーパーマン映画」が観てみたかったと思うのは、きっと私だけではないでしょう。

■ GRIMM(邦題:グリム)

【戦慄のダークサスペンス】

ホラーテイストを合わせ持つ【ダークファンタジー】の世界観をベースに【犯罪捜査ドラマ】を(バランス良く)巧くミキシングした海外ドラマの快作です。【グリム童話】を始め、世界中の伝説・童話をモチーフにした特徴的なストーリーが、余すところなく展開されます。物語のそれぞれ根底にある怪し気で「デンジャラスな部分」を「クローズアップ」したような【危ない香りのするサスペンスドラマ】です。劇中「手足をもがれたり」「ネズミに食べられた死体」等の気色の悪い「グロシーン」が連発するため、免疫のない人にはちょっと【残酷なビジュアル】に映るかもしれませんが…

ご近所さんは【ヴェッセン】

【ヴェッセン】とは:【人間に姿を変えた魔物】のこと。
GRIMMの世界では、ヘクセンビースト(魔女族)、フクスバウ(狐に似た外見の種族)等、様々な種族が到る所あちこちで暮らしています。(人間に姿を変えた)彼等は街中に巧く溶け込んでいます。唯一【グリム一族】だけが【ヴェッセンを見抜ける目】を持っています。ここから数々の【数奇な物語】が生まれるのです。

中毒的にハマる【ヴォーガ】

【ヴォーガ】とは:「ヴェッセン」が「感情の乱れ(興奮や動揺)」から【本来の姿】を表すアクション。
普段、人間に姿形を変えているヴェッセン(魔物)達は「首を傾げたり」「頭部を僅かに引いたり」してチェンジします。ある程度予想しながら見てますが、姿を変えるまで【どの種族】かは判りません。読みが外れて「人間」だったり、容疑をかけられたヴェッセンが、犯人が傷つけた外傷からは「かけ離れた能力」を持つ種族だったりで、見れば見る程にハマること間違いなし。実際はCGによる「モーフィング」ですが、クセになる演出です。(スター・トレックDS9で、可変種が正体を明かすシーンに似た印象ですね) ※(モーフィング:2パターンの画像を繋げる合成変形)

 
 
 

■WHITE COLLAR(ホワイトカラー)

お洒落な小悪党

【美術品の豊富な知識】と【贋作を手がける天才的な腕前】【類稀なる話術】【金庫破りのテクニック】等、さまざまな魅力溢れる素質を併せ持つ「イケメン詐欺師」のニールが繰り広げるスタイリッシュドラマ。最近の海外ドラマの中でも女性向け。 彼はFBIに捜査協力して、難解事件を解決に導く【知的でクールなキャラクター】を最大のポテンシャルで演じています。FBIの「追跡装置」(最新鋭の足枷)を付けられながらも、今日もまたFBIの目を掻い潜って…。 ニールには幾つかのこだわりがあります。例えば【どんな時もネクタイを外さない】こと。(しかもスリムタイのみ)一度、フェンシングで格闘中に「ネクタイを切られたこと」がありましたが(FBIの)デスクの引き出しの中には…数十本のネクタイがちゃっかり用意されてました(笑) こういう【妥協しない個性】を持ったキャラが、好きなんですよ。それから【パートナーのモジー】が、とにかく魅力的です。このモジーの存在が無かったら、また(モジーの)役者さんが違う人だったら…たぶんBEST3には加えてませんね。 (常にお互いが)どちらかに振り回されている「迷コンビぶり」が最高です。これにFBI捜査官のピーターを加えたトライアングルが、とにかく素晴らしいのです。「宇宙大作戦」に於けるあのゴールデントリオの様な揺るぎない基盤が完成されてます。

デトロイトの歯医者

【モジーの過去】にまつわる「シーズン3」のベストエピソード。
孤児院の先生に始めに「何の力にもならない知識は無い」(エマーソン)と教えられると、それ以降読書に励み、いじめから身を守る手段として知識を蓄え始めます。ちなみに彼が「小学生の頃」読んでいたのは「自己信頼」(エマソン)「自由からの逃走」(エーリュッヒ・フロム)「V」(トマス・ピンチョン)「戦闘の研究」(デュピク)等、大人が読んでも、そこそこ難しい書物ばかり。12歳の頃、アイスクリームを片手に【マフィアから50万ドルをせしめる】くだりが最高です。奇抜で果敢な少年期が今日の彼を創り上げていると納得です。「小さな善い行いは壮大な意図より価値がある」(デュケ)等、作品の中で【随所に用いられる名言】が、この作品の魅力の一つでもあります。「個性が人格を作る」という考えのもと、誰よりも個性なモジーを育てた孤児院の先生もポイント高いです。画像は、いじめられて「左目を失くしたクマのぬいぐるみ」にデカボタンを取り付けているところ(笑) またこの回は、ポール・ニューマン主演の映画「スティング」を模した「競馬詐欺」も見どころの一つですので、お楽しみに。

この他にも「ARROW」を始め、「メンタリスト」「プリズン・ブレイク」「エレメンタリー ホームズ&ワトソン」等など、それぞれ魅力的で「楽しいドラマ」が数多くありました。…そして何より「スター・トレックシリーズ」を忘れてはなりませんが、特に私の【感性にピッタリ】合ったドラマということで今回、これら3作品をピックアップしてます。わずかでも興味を持たれた方は、ぜひともご覧ください。

URL